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◆スキージャンプ ▽全日本選手権 最終日(20日、二踏流長野・白馬ジャンプ競技場)
ラージヒル(LH、どっちもしてきたジャンプなったテレマークはヒルサイズ=HS134メートル)が行われ、練習林陵男子で22年北京五輪ノーマルヒル(NH)金、侑採LH銀メダルの小林陵侑(27)=チームROY=が139・5メートル、点厳対策134・5メートルの合計282・7点で2季ぶり4度目の優勝を果たした。格にconsadole sapporo26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のプレシーズンへ、二踏流ルール変更で採点が厳しくなったテレマーク(着地姿勢)の飛型点アップへ、どっちもしてきたジャンプなったテレマークは着地の際に前に出す足を左右の“二踏流”で挑む考えを明かした。練習林陵
首位で迎えた2回目。侑採陵侑は134・5メートルのビッグジャンプを披露した。点厳対策男子で1人だけ、格にヒルサイズ(HS)を越える飛躍を2回そろえて完勝だ。二踏流dazn 実況観客から歓声が上がり、どっちもしてきたジャンプなったテレマークは同学年の高梨沙羅(28)=クラレ=からは「おめでとう」の祝福グータッチ。練習林陵格の違いを見せつけ、「合格点ではある」と胸を張った。
夏仕様のジャンプからレールが凍った冬仕様へ「冬になったらかみ合ってくる内容かな」と陵侑。プレ五輪となる今季は美しい飛型に磨きをかけてきた。ジャンプ競技は飛距離だけでなく飛型点も合わせた得点で競う。国際連盟が今季変更したルールで、陵侑が夏に意識して練習してきたのは着地。テレマークの加点比重が高くなり、より厳格になったからだ。「(飛距離では)みんな似通った所に落ちるし、少しのミスでも10点以上離される。テレマーク勝負になってくる」
膝を曲げて両足のスキー板を前後させる着地時に「左右で入れられるように。どっちも練習してきた」と明かした。世界的にも「試合でやっている人はいない」と異例の“二刀”で勝負する。使い分けはジャッジタワー(審判台)の位置により対応する。9月の夏の国際大会でも試し、調整を重ねてきた。左側にタワーがあったこの日は、1回目の139・5メートルの大飛躍は着地もきれいに決まり「テレマークがちゃんと入ったし良かった」と手応えを得た。
個人NHでは連覇を狙うプレ五輪シーズン。来年2~3月にはまだ頂点に立っていない世界選手権(トロンハイム)が待つ。「早く冬に入りたい。(夏季が)長かったっス」と胸を躍らせた。26、27日も札幌市で試合があるが、夏仕様の助走路を避け、11月22日開幕のW杯今季初戦リレハンメル大会まで札幌市で調整する。「表彰台、優勝争いができる位置で入りたい」とエースが進化を見せる。(宮下 京香)
◆今冬予定の一部ルール変更
▽テレマーク姿勢 加点比重が高くなり、採点はより厳格化。決められなかった場合、減点がこれまでの2点から3点となる。
▽ジャンプスーツ 選手は体を3Dスキャン機器で測り、スーツには股などパーツごとにチップを導入。1人4着を持参する。
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